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角膜裂孔(ゴールデンレトリバー/2歳)

ゴールデンレトリバー・2歳。|
朝の散歩時、靴のつま先が当たり左目が破れてしまい、他院で失明すると言われたため、紹介で来院されました。

診察・治療手順

01 角膜裂孔1 AM6時、直ちに緊急手術を行った。角膜(半円形の黒い部分)が大きく裂けて、目の中の虹彩(赤い部分)が飛び出しているのがわかる。
02 角膜裂孔2 脱出した虹彩を切除し、裂けた角膜を丁寧に縫合する。特殊な技術と集中力が必要な手術である。
03 角膜裂孔3 角膜縫合終了。重度の角膜炎で視力は喪失している。
04 角膜裂孔4 創傷部に良好な肉芽が形成され傷がふさがった。このあと点眼療法で視力を回復させる。
05 角膜裂孔5 角膜炎が治癒し角膜の透明度が戻った。赤い肉芽も消え視力が回復した。このあと白く残った傷跡を薄くする治療に切り替える。
06 角膜裂孔6 幸いにもこのレトリバーは、以前と同様なまでに左目の視力が回復した。